エルボースリーブの特徴と使い方|フォーム安定と重量アップのサポートに

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こんにちは。パーソナルトレーナーの岡本颯です。

今回はエルボースリーブについて書こうと思います。

 エルボースリーブとは?

エルボースリーブは、ひじ周辺を包み込むように固定するサポーター型のトレーニングギアです。ひじ関節の安定性を高め、ケガ予防やフォームの維持、負荷の分散などをサポートしてくれるアイテムです。

本来はパワーリフターやストロングマン系の選手が愛用していたもので、特に100kg以上の高重量を扱う上級者の間で普及していました。近年では一般のトレーニーの間にも浸透しつつあります。

※本記事にはプロモーションが含まれていますが、紹介している商品やサービスは、実際に使用・調査したうえで、本当におすすめできると判断したものだけを掲載しています。

 エルボースリーブの使い方

装着位置は、肘関節の中心をスリーブの中央に合わせる形が基本です。きつすぎると血流が悪くなり、緩すぎるとサポート効果が薄れるため、自分の腕周りにフィットするサイズを選びましょう。

使用タイミングは以下のような場面がベスト:

• ベンチプレスのメインセット(高重量時)

• デッドリフトやベントオーバーロウなど、肘に負担がかかるプル種目

• ミリタリープレスなどのショルダープレス系

 実際に使って感じたメリット

ベンチプレスの軌道が安定する

使用重量が5〜10kgアップ、または+2レップできる感覚

関節の安心感があり、怪我のリスク軽減にも

エルボースリーブを使うことで、特にベンチプレスでは肘の安定が増し、バーが「ブレにくく」なりました。これによりフォームが保たれ、結果的に重量が伸びやすくなったと感じています。

 デメリット・注意点

装着が面倒くさい(特にタイトなモデル)

圧迫感があるため、セット毎に外したくなる

価格がやや高め(5,000円〜10,000円が相場)

こういった点から、初心者が気軽に使うにはやや敷居が高いかもしれません。

 初心者におすすめの順番

個人的には、「最初からギアに頼らない」方がトレーニングの成長につながると考えています。

1. 素手でフォームを覚える

 → 手首の角度、グリップの握り方、軌道の感覚を習得

2. その後にリストラップやパワーグリップを導入

 → 手首や握力のサポートを追加

3. 高重量に慣れてからエルボースリーブなどの補助具へ

初心者のうちはリストラップやパワーグリップの方が恩恵が大きく、使いやすいのでおすすめです。

 ギアは「目的」で選ぶのが正解

エルボースリーブを含め、トレーニングギアにはそれぞれ役割があります。何となく雰囲気で選ぶのではなく、**今の自分に必要なサポートはどこなのか?**を見極めるのがコツです。

以下の表はよく使われる3つのギアを比較したものです👇

ギア名主な用途サポート部位効果向いている種目初心者へのおすすめ度
エルボースリーブ関節の保護・安定肘関節フォーム安定・高重量対応ベンチプレス、ショルダープレス、デッドリフト★★☆☆☆(中級者〜)
パワーグリップ握力補助・滑り防止手・前腕握力の消耗軽減・背中の意識向上デッドリフト、懸垂、ローイング種目★★★★☆(初心者◎)
リストラップ手首の固定・保護手首手首の角度保持・ケガ予防ベンチプレス、ショルダープレス★★★★☆(初心者◎)

「背中の種目で握力が先にバテてしまう…」という方なら、まずはパワーグリップから。

「ベンチで手首が痛い…」という方なら、リストラップが有効かもしれません。

エルボースリーブは「肘周りが不安」「高重量でフォームがブレる」と感じるようになった中〜上級者におすすめのギアです。

パワーグリップとリストラップについての記事はこちら↓

まとめ|エルボースリーブは“高重量になってから”がベスト

エルボースリーブは確かに効果的なギアですが、すぐに必要なものではありません。むしろ基礎ができてから導入することで、その真価を発揮するものだと思います。

「なんとなく不安だから」「フォームが安定しないから」ではなく、自分の成長に応じて使うギアを選ぶ。それがトレーニングを長く楽しむためのポイントです。

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