
こんにちは。パーソナルトレーナーの岡本 颯です。
普段は週10本のパーソナルトレーニング指導、週6回の筋トレ、そして週2回のMMAトレーニングをこなしています。
「そんなに動いて疲れないの?」とよく聞かれますが、ポイントは**トレーニング後の「回復力」にあります。そしてその核となるのが、“質の高い睡眠”**です。
今回は、僕が実践している入眠ルーティンと、睡眠の効果や重要性を学術的に解説しながら、最後にオススメの入眠グッズ3選も紹介します。
■ 私の睡眠ルーティン
毎日同じ流れで行っているのがこちら:
- お風呂にゆっくり浸かる(15〜20分)。夏はシャワー。
- 風呂上がりに軽いストレッチ
- 5年日記を記入して、その日の整理
- そのまま入眠(7時間以上の睡眠)
ポイントは、何をするかよりも「ルーティン化すること」。
脳に「これをしたら寝る」というスイッチを覚えさせることで、寝つきが驚くほどスムーズになります。
■ なぜ睡眠が重要なのか?【学術的に解説】
睡眠の主な効果
- 成長ホルモンの分泌(筋肉の修復・成長に必須)
- 記憶の定着・学習能力の向上
- 免疫力の維持・炎症の抑制
- 精神の安定(セロトニン・メラトニンの正常化)
筋トレやスポーツをする人にとって、睡眠中に出る成長ホルモンは超重要。
特に入眠直後の「ノンレム睡眠」時に分泌されるため、スムーズに寝ることが効果を高める鍵です。
なぜ人は寝るのか?
- 脳の「グリンパティックシステム」により老廃物(βアミロイドなど)を排出
- シナプスのリセットで情報の最適化
- 全身の恒常性維持(ホメオスタシス)
つまり、**脳も筋肉も「休ませないと効率が下がる」**ということ。
🧠 グリンパティックシステムとは?
グリンパティックシステム(Glymphatic System)は、脳の中で**老廃物を除去するための“掃除システム”**です。リンパ系が全身の老廃物を流すように、脳ではこのグリンパティックシステムが、脳脊髄液(CSF)と間質液(ISF)を通して代謝物を排出しています。
📘 出典一覧(参考文献)
- グリンパティックシステムとは – 脳科学辞典
- 日本医療研究開発機構(AMED)ニュースリリース(2022)
- Wikipedia:Glymphatic system (英語)
- Physioハセガワ:グリンパティックシステムとは
- Frontiers in Aging Neuroscience(学術論文)
- Nature Reviews Drug Discovery(学術レビュー)
睡眠不足になるとどうなる?
- 筋肉の回復が遅れる
- コルチゾール(ストレスホルモン)上昇
- インスリン感受性の低下 → 脂肪がつきやすくなる
- 判断力の低下、うつ症状のリスク増加
トレーニングの質も、体づくりも、すべてが下がるので、「寝ない=損してる」といっても過言ではありません。
■ 入眠を助けるアイテム3選
僕が実際に使っているアイテムはこちら:
1. ホットアイマスク(使い捨て or USBタイプ)
目元を温めると副交感神経が優位になり、自然な眠気を誘導してくれます。
2. マグネシウム(サプリ or 入浴剤)
マグネシウムは神経の興奮を抑える作用があり、睡眠の質を改善することで知られています。
3. ニトリ Nクール寝具

夏場に快適な睡眠環境を作るならこれ。寝具の温度上昇を抑える素材で、深部体温の自然な低下をサポートします。
■ まとめ

- 睡眠は「何をするか」よりも「習慣化」が重要
- 成長ホルモン・脳のリカバリー・代謝・精神安定に欠かせない
- 入眠グッズを上手く使って、自分に合う睡眠環境を作ろう
どんなに良いトレーニングをしても、回復が追いつかなければ結果は出ません。
「睡眠=最強のサプリ」と言えるほど、筋トレや仕事のパフォーマンスに直結するので、今日からルーティン化してみてください。
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